CONSTITUTION / DEEP READING
体質の深掘り
調和庵の体質チェックは、東洋医学の体質論を12タイプ・6カテゴリで整理しています。このページでは、その背景にある気・血・水・陰・陽・心の仕組みや、他流の体質名との対応、弁証の考え方を解説します。
中庸について
体質チェックが示すのは「傾き」であり、病態の診断ではありません。傾きのない状態——どのタイプにも強く当てはまらない状態——を東洋医学では中庸と呼びます。
中庸は完全な静止ではなく、自己調整力が正常に機能している動的なバランスです。傾きが軽微であれば中庸に近い状態といえ、養生を重ねることで傾きは小さくなっていきます。
スコアが低い体質ほど中庸に近い傾向を示します。複数のタイプに傾きが分散している場合も、それぞれの傾向を把握した上で全体を整えていくことが大切です。
自分のスコアは体質チェックから確認できます。診断後の結果画面では12体質それぞれのスコアとバーグラフが表示され、記録の履歴からも過去の傾きの推移を見ることができます。
SECTION 01
六つのカテゴリと12タイプの関係
調和庵の12タイプは、気・血・水・陰・陽・心という六つのカテゴリで整理されています。各カテゴリの乱れ方(不足・停滞・過剰・蓄積)とそのタイプが重なることで、体質の傾向が立体的に見えてきます。
気は生命活動を支えるエネルギー。不足すれば疲れやすく(気虚)、巡りが滞れば張り感やイライラとなって現れます(気滞)。
血は全身に栄養を届け、精神の安定にも関わります。不足(血虚)・熱化(血熱)・停滞(瘀血)の三つの乱れ方があります。
津液(水分)の代謝が滞ると、余分な水が偏在(水毒)・固まる(痰飲)・熱と結びつく(湿熱)と三段階で病態が深まります。
陰は体を潤し、陽の亢進を抑える物質。不足すると虚熱が生じ、夜間のほてり・乾燥・寝汗などの特徴的なサインが現れます。
陽気は体を温め、活動の推進力となります。不足すれば芯から冷える陽虚に、過剰になれば熱がこもる実熱へと傾きます。
東洋医学の「心」は精神・意識・睡眠を司る臓腑。過度な思い悩みや感情の揺れ、慢性疲労が心神を不安定にし、不安・動悸・眠りの乱れを招きます。
SECTION 02
他流の体質名と調和庵12タイプの対応
気虚・陽虚・血虚・血熱・気滞・瘀血・陰虚・水毒・痰飲・湿熱の10タイプは他書と同じ用語を採用しています。下表はそれ以外の、名称や概念に差異がある場合の対応を整理したものです。バッジをタップすると詳細を確認できます。
| 他流・他書の体質名 | 調和庵での位置づけ | 対応 |
|---|
※ 上記の対応は「調和庵における整理」であり、他流・他書の定義と完全に一致するものではありません。東洋医学の体質分類は流派や時代によって異なります。
SECTION 03
体質を読み解く視点 ——八綱弁証
弁証とは、身体の状態を整理して理解するための枠組みです。八綱弁証は8つの対になる視点から体質・病態を捉えます。
気・血・水・陰・陽・心の六カテゴリは「何が乱れているか(物質軸)」を示し、八綱弁証は「どのように乱れているか(性質軸)」を示します。たとえば「気虚(A)」は気の不足で八綱では虚証・寒〜中性の性質を帯びます。「湿熱(K)」は水の蓄積と熱化で実証・熱証の性質を持ちます。この2つの視点を重ねることで、体質の全体像がより立体的に見えてきます。
正気(気・血・津液・陰陽)が不足した状態。疲れやすい、声が小さい、抵抗力が低いなどの傾向。
補う・育てる邪気が過剰に存在する状態。滞り・蓄積・詰まりが主体。強い痛み・熱感・腫脹が現れやすい。
流す・排す陽気不足または寒邪が侵入した状態。冷え・温めると楽になる・薄い分泌物が特徴。
温める陽が過剰、または陰液が不足して相対的に熱が強まる。ほてり・口渇・濃い分泌物が特徴。
冷ます・潤す— さらに深く:表・裏・陰・陽 —
病変が体の表層(皮膚・筋肉・経絡)にある状態。風邪の引き始め・皮膚トラブルが代表例。
病変が体の深部(臓腑・骨・髄)にある状態。慢性的な体質的傾向はほとんど裏証に分類される。
虚・寒・裏が重なった状態の総称。カラダの活動が抑制された方向性。
実・熱・表が重なった状態の総称。カラダの活動が亢進した方向性。
SECTION 04
関連ページ
— 12タイプと八綱の対応 —
| タイプ | 虚/実 | 寒/熱 | 表/裏 | 陰/陽 |
|---|---|---|---|---|
| A気虚 | 虚証 | 寒〜中性 | 裏証 | 陰証寄り |
| B気滞 | 実証寄り | 中性〜熱化 | 裏証 | 陽証寄り |
| E血虚 | 虚証 | 寒〜中性 | 裏証 | 陰証寄り |
| F血熱 | 実証 | 熱証 | 裏〜表証 | 陽証 |
| G瘀血 | 実証 | 寒〜熱(混在) | 裏証 | 陰陽混在 |
| I水毒 | 実証 | 寒証寄り | 裏証 | 陰証寄り |
| J痰飲 | 実証 | 寒〜中性 | 裏証 | 陰証寄り |
| K湿熱 | 実証 | 熱証 | 裏証 | 陽証寄り |
| H陰虚 | 虚証 | 熱証(虚熱) | 裏証 | 陰証寄り |
| C陽虚 | 虚証 | 寒証 | 裏証 | 陰証 |
| D実熱 | 実証 | 熱証 | 裏〜表証 | 陽証 |
| L心神不寧 | 虚実混在 | 中性〜熱 | 裏証 | 陰証寄り |
※ 各タイプは複数の性質を重ね持つ場合があります。上記は代表的な傾向の整理です。
Coming Soon
現在準備中です。
今しばらくお待ちください。